2006.8.1 東京都台東区
            	LUMIE
            	
                	築50年を経た木造長屋の改修計画である。既存住宅を賃貸可能な物件へとリノベートする事が求められた。インフィルはすべて解体し、間口2間、奥行き6間という奥に長い架構のみを採用し、内側からトレースするように形作られている。連続した長屋という性質上、隣接側の採光、通風に多くは望めないが、隣接距離50cmという建て込んだ状況のなかでその僅かな外部を取り込む事が、閉鎖的な視覚のなかに密度の抜けをもたらしている。 納まりを見せない開口部の処理によってフラットに仕上げられた内面と、そこから覗く隣接長屋の表情が、建ち方と内部の質を結びつける事に繋がるのではないかと考えている。
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                設計・監理
						川辺直哉建築設計事務所 担当/辻昌志
					構造設計
						川辺直哉建築設計事務所
					用途
						戸建て住宅
					敷地面積
						41.4㎡
					建築面積
						36.4㎡
					延床面積
						69.6㎡
					構造
						木造
					規模
						地上2階
					工期
						2006.06〜2006.08
					施工
						月造
					
周辺環境に溶け込んだ落ち着いた外観
		
駐車場にもなる土間スペース
		
トップライトからの光が1階まで落ちる
		
天井を剥がし既存の屋根形状をトレースした高い天井
		
隣接する長屋を画の様に切り取る
		
エントランス奥のキッチン
		
居室と浴室に開く南北の開口
		
2階へのアプローチと屋上へのアプローチ
		
1階平面図
		
2階平面図
		
屋上平面図
		



 
          
    






















































































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