2009.5.1 東京都練馬区
周辺が立て込んだ住宅地に建つ3階建ての二世帯住宅。道路斜線と北側斜線の稜線に納まる、凸凹した山のような形となっている。周囲に開けた視界が確保できない為、外形を凸凹させて吹き抜けやテラスを設け、外部からのプライバシーを遮りつつ、二世帯の距離感も保っている。小さく分割された外壁面は周囲への圧迫感を減らす役割も持っている。開口部の少ない山のような印象をつくりながらも、内部は一日を通して明るい光が巡る。中央には1階からペントハウスまでまっすぐに伸びる階段が貫いており、家族間の気配や陽の光、夏場の暖気を抜く風の通り道となっている。諸室が多い二世帯で、室の数と同じくらいの外部環境を用意しながら、ひとつの家として仕立てている。
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設計・監理
川辺直哉建築設計事務所 担当/田岡博之 増山淳
構造設計
なわけんジム
用途
個人住宅
敷地面積
151.95㎡
建築面積
86.99㎡
延床面積
179.06㎡
構造
鉄骨造
規模
地上3階
工期
2008.10〜2009.05
施工
泰進建設
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