2019.8.4 神奈川県横浜市
敷地は変形した5角形の角地で、周囲の住宅の角度を観察し、それらとは意図的に異なる角度を壁面に採用し、開口同士の視線の干渉や壁面の近接を防ぎながら、隣家や街に小さな緩衝スペースを複数つくり出そうと考えた。室内は折れ曲がる壁によって緩やかに分節され、高さの異なる3つの床レベルを繋ぐ中央に配置された階段の螺旋運動に伴い、開口を通した風景が壁により見え隠れしながら重なり、さまざまな方向に視線が展開する。
3つの4角形を組み合わせた単純な平面形状ながら、見える風景や奥行きが場所によって変化し、時間帯や季節によっても表情の異なる居場所が生まれる。
この住宅はコンクリート(普通型枠)、鉄(黒皮鉄)、木(ラワン)で構成され、役物などを介さずに素材同士が取り合っている。素材同士の即物的な関係がそのまま現れる空間をつくり、家具や植物などと等価な初源的で力強い空間のあり方を求める一方で、素材の調子を整えることで空間として生活に馴染ませることを意図している。 この記事にコメントする
3つの4角形を組み合わせた単純な平面形状ながら、見える風景や奥行きが場所によって変化し、時間帯や季節によっても表情の異なる居場所が生まれる。
この住宅はコンクリート(普通型枠)、鉄(黒皮鉄)、木(ラワン)で構成され、役物などを介さずに素材同士が取り合っている。素材同士の即物的な関係がそのまま現れる空間をつくり、家具や植物などと等価な初源的で力強い空間のあり方を求める一方で、素材の調子を整えることで空間として生活に馴染ませることを意図している。 この記事にコメントする
設計・監理
川辺直哉建築設計事務所
担当/川辺直哉
担当/川辺直哉
構造設計
多田脩二建築設計事務所
用途
専用住宅
敷地面積
129.38㎡
建築面積
53.86㎡
延床面積
100.64㎡
構造
鉄筋コンクリート
規模
2階建
工期
2015年5月-2015年11月
施工
株式会社 栄港建設
植栽計画
タカ・グリーンフィールズ
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