2007.11.1 東京都品川区
DUO COURT 大井
敷地周囲は2階建ての住宅が建ち並んでいて、その間には小さいながらも気持ちの良いヌケを持つ場所が点在していた。それぞれの住宅の庭や、敷地境界線を挟んだ建物同士の距たりといった、街のスケールからみると隙間のような場所だけれども、周囲のこのような場所と敷地の中が繋がっていけば、少しだけ敷地境界線をはみ出して、建築を考えることができるのではないだろうか。またこの隙間のような場所が連鎖していくと、敷地境界線によって区画された街の様子が変わるきっかけになるような気がしている。
アプローチ通路を含む共用のスペースが敷地周囲の街の隙間を繋ぐように配置され、通路として機能するだけでなく、住戸に対しては開口を通して敷地の外を取り込む媒体としても機能することで、各住戸は集合の一部でありながら、それぞれに外部との関係をもつことができた。 この記事にコメントする
アプローチ通路を含む共用のスペースが敷地周囲の街の隙間を繋ぐように配置され、通路として機能するだけでなく、住戸に対しては開口を通して敷地の外を取り込む媒体としても機能することで、各住戸は集合の一部でありながら、それぞれに外部との関係をもつことができた。 この記事にコメントする
設計・監理
川辺直哉建築設計事務所 担当/神保兼一郎
構造設計
吉田一成構造設計室
用途
共同住宅
敷地面積
299.66㎡
建築面積
179.73㎡
延床面積
522.8㎡
構造
鉄筋コンクリート造
規模
地上3階、地下1階
工期
2007.03〜2008.02
施工
佐藤秀