2021.11.1 神奈川県伊勢原市
敷地は宅地造成された土地の高台にある。4mの既存擁壁上に位置し、敷地内には2mの段差があり、北側で接道している。南側には伊勢原の長閑な田畑が広がり、夏季には真っ青な大空と一面青々とした稲の風景が一望できる。計画当初、新型コロナウイルス感染症が拡大し、外出自粛やリモートワークにより、家で過ごす時間が長くなったため、特徴的なレベル差のある地形と開放的な風景を活かしながら、快適な住空間を実現する事が課題となった。
北側道路から住宅地を下り突然現れるおおらかな風景がこの場所の持つ大きなポテンシャルであった為、そのアプローチを住宅の中まで引き込むことを大切にした。建物のエントランスを2階に設け、北側道路から連続的に2階リビングまで繋げる事によって、高台で風景の広がりを眺めながら家族の時間を過ごせる場所を用意した。敷地の横方向に大きく伸びた形状を生かして、2つの角度の異なったボリュームを重ねながら配置する事で、周囲の景色を大きく取り込む事とボリュームの間に生まれたプライベートな外部空間を獲得している。また内部空間では家族4人がそれぞれの趣味や勉強、仕事の時間を過ごせる様に1階にはプライベートな個室を設け、2階は家族や来客との共有の場として、空間を切り分けている。ライフスタイルが変化していくからこそ、変わらぬ土地のポテンシャルを活かしながら、柔軟に住空間を設計することが大切になる。 この記事にコメントする
北側道路から住宅地を下り突然現れるおおらかな風景がこの場所の持つ大きなポテンシャルであった為、そのアプローチを住宅の中まで引き込むことを大切にした。建物のエントランスを2階に設け、北側道路から連続的に2階リビングまで繋げる事によって、高台で風景の広がりを眺めながら家族の時間を過ごせる場所を用意した。敷地の横方向に大きく伸びた形状を生かして、2つの角度の異なったボリュームを重ねながら配置する事で、周囲の景色を大きく取り込む事とボリュームの間に生まれたプライベートな外部空間を獲得している。また内部空間では家族4人がそれぞれの趣味や勉強、仕事の時間を過ごせる様に1階にはプライベートな個室を設け、2階は家族や来客との共有の場として、空間を切り分けている。ライフスタイルが変化していくからこそ、変わらぬ土地のポテンシャルを活かしながら、柔軟に住空間を設計することが大切になる。 この記事にコメントする
設計・監理
川辺直哉建築設計事務所
担当/川辺直哉、石井亨和
担当/川辺直哉、石井亨和
構造設計
多田脩二構造設計事務所
担当/川本泰斗
担当/川本泰斗
用途
専用住宅
敷地面積
330.08㎡
建築面積
77.30㎡
延床面積
143.74㎡
構造
木造在来工法
規模
地上2階
工期
設計期間:2020年4月〜2021年3月
工事期間:2021年3月〜2021年11月
工事期間:2021年3月〜2021年11月
施工
桜建築事務所
植栽計画
タカ・グリーン・フィールズ
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